知っておきたい 『病院の薬』

イアトリズム総合案内
医療用医薬品成分

塩酸オキシコドン

解説

『塩酸オキシコドン』は、鎮痛剤、がん・腫瘍の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

塩酸モルヒネと同様で、中枢神経や筋肉の組織に作用して癌などの激しい痛みを抑える効果があります。その鎮痛作用はモルヒネに比べて数倍強いと言われており、痛みの程度によって塩酸モルヒネと使い分けられています。この成分は特殊な加工が施されており、効果時間がおよそ12時間と長いのも特徴の一つです。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

重度呼吸抑制、重度慢性閉塞性肺疾患、麻痺性イレウス、出血性大腸炎、喘息発作中、痙攣状態、アルコール中毒、アヘンアルカロイド過敏症

[慎重に使用すべき場合]

心機能障害、肝機能障害、腎機能障害、甲状腺機能障害、脳の器質的異常、呼吸機能障害、ショック状態、代謝性アシドーシス、副腎皮質機能低下症、薬物依存症、薬物依存症の既往、アルコール依存症、アルコール依存症の既往、精神障害、排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後、器質的幽門狭窄、消化管手術術後、痙攣の既往、胆嚢障害、胆石、膵炎、重度炎症性腸疾患

副作用

ねむけ、めまい、便秘、吐き気、嘔吐、食欲不振、しびれ、不整脈、発汗、ショック、薬物依存性、呼吸抑制、錯乱、せん妄、肝機能障害、無気肺、気管支けいれん、喉頭浮腫、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸、幻覚、意識障害、頭痛、焦燥、不安、不眠、抑うつ、視調節障害、振戦、下痢、口渇、腹痛、鼓腸、おくび、味覚異常、嚥下障害、発熱、脱力感、倦怠感、胸部圧迫、顔面紅潮、排尿障害、呼吸困難、悪寒、性欲障害、勃起障害、皮膚乾燥

重大な副作用

過敏症状(発疹など)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

オキシコンチンオキノーム