医療用医薬品成分
アプレピタント
解説
『アプレピタント』は、がん・腫瘍の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
抗がん剤などの使用に伴う強い吐き気・嘔吐に関与するニューロキニン1(NK1)受容体と選択的に拮抗する作用があるため、吐き気や嘔吐の症状を抑制する効果を示します。従来の制吐剤成分とは作用の仕方が違うため、他の薬と併用することで更なる効果が期待できると言われています。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
ピモジド使用者、アプレピタント過敏症
[慎重に使用すべき場合]
重度肝機能障害
副作用
不眠、不安、めまい、不整脈、ほてり、しゃっくり、便秘、食道炎、食欲不振、頭痛、無力症、下痢、悪心、消化不良、胃炎、疲労、穿孔性十二指腸潰瘍、アナフィラキシー、口内炎、せき、咽喉炎、排尿異常、けいれん
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、過敏症状(発疹など)