医療用医薬品成分
ワルファリンカリウム
解説
『ワルファリンカリウム』は、循環器系の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
ビタミンKの働きを阻害する作用があるため、ビタミンKが深く関与する血液凝固第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子の生合成を抑制し、血液凝固を妨げる効果を示します。この効果を発現するのに数日かかるため、普段から血栓・塞栓を予防するために用いられます。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
出血、出血の可能性、重度肝機能障害、重度腎機能障害、手術後、外傷後、ワルファリンカリウム過敏症、妊婦
[慎重に使用すべき場合]
肝炎、下痢、脂肪吸収不全、慢性アルコール中毒、うっ血性心不全、敗血症、低血圧、悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、ビタミンK剤使用者、妊婦
副作用
出血傾向(出血しやすい、出血が止まりにくいといった症状)、下痢、吐き気、嘔吐、血尿、血便、喀血、吐血、胃痛、背部痛、関節痛、脱毛、抗甲状腺作用、肝機能障害、黄疸
重大な副作用
粘膜出血、脳出血、皮膚壊死、過敏症状(じんましん・皮膚炎・発熱などのアレルギー症状)