医療用医薬品成分
硫酸フラジオマイシン・リン酸ベタメタゾンナトリウム
解説
『硫酸フラジオマイシン・リン酸ベタメタゾンナトリウム』は、耳の薬、眼の薬、鼻の薬、抗生物質、ホルモン剤 に用いられる医薬品成分です。
作用
細菌の成育に必要なタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑える硫酸フラジオマイシンと、強力な抗炎症・アレルギー作用を持つ副腎皮質ホルモン剤のリン酸ベタメタゾンナトリウムを配合した成分で、炎症による腫れ・痛み・痒みなどを和らげる効果を示します。
使用上の注意
［使用してはいけない場合］
硫酸フラジオマイシン・リン酸ベタメタゾンナトリウム過敏症、アミノグリコシド系抗生物質過敏症、バシトラシン過敏症、角膜上皮剥離、角膜潰瘍、眼のウイルス性疾患、眼の結核性疾患、眼の真菌性疾患、耳のウイルス性疾患、耳の結核性疾患、耳の真菌性疾患、鼻のウイルス性疾患、鼻の結核性疾患、鼻の真菌性疾患
副作用
易感染症、下垂体・副腎皮質系の機能抑制、めまい、頭痛、呼吸困難
重大な副作用
角膜真菌症、角膜ヘルペス、眼圧亢進、白内障、過敏症状(まぶたの腫れや赤み、白目の充血や腫れ、かゆみ)、刺激症状(目が痛む、しみるなど)、外耳道に過敏症状(湿疹、発赤、かゆみ)、難聴