知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

硫酸フラジオマイシン・トリプシン

解説

『硫酸フラジオマイシン・トリプシン』は、皮膚の薬、感染症などの薬、抗生物質 に用いられる医薬品成分です。

作用

細菌の成育に必要なタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑える硫酸フラジオマイシンと、消化酵素であるトリプシンを配合した成分で、細菌を死滅して病巣を清浄化し、傷の治癒を促進させる効果を示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

硫酸フラジオマイシン・トリプシン過敏症、アミノグリコシド系抗生物質過敏症、バシトラシン過敏症、トリプシン過敏症、キモトリプシン過敏症、出血、重度肝機能障害、重度腎機能障害

[慎重に使用すべき場合]

血液凝固異常、血小板異常、抗凝固剤使用者、麻酔剤使用者、筋弛緩剤使用者

副作用

過敏症(発疹)、痛み、かゆみ、灼熱感

重大な副作用

ショック、難聴

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

フランセチン・T