医療用医薬品成分
ラマトロバン
解説
『ラマトロバン』は、鼻の薬、アレルギーの薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
鼻粘膜血管や血小板のトロンボキサンA₂(TXA₂)受容体と特異的に結合し阻害する作用があるため、血管透過性の亢進や炎症性細胞の浸潤を抑制する効果を示します。また、好酸球などの炎症細胞上にあるプロスタグランジンD₂受容体とも結合するため、炎症細胞の遊走や脱顆粒を抑える効果も発揮します。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
ラマトロバン過敏症
[慎重に使用すべき場合]
出血傾向、肝機能障害、月経期間中、妊婦
副作用
頭重、消化不良、口内炎、味覚異常、倦怠感、紫斑
重大な副作用
肝炎、黄疸、過敏症状(発疹、かゆみなど)、肝機能障害、出血傾向、ねむけ、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振、便秘、動悸