「内臓」には、どんな種類があるの?
内臓は、その構造からみて「実質性臓器」と「中腔性臓器」の2種
に大別されます。
実質性臓器は、それぞれの臓器に特有な細胞の集まりでその表面は
「被膜」に被われています。肝臓・膵臓・腎臓・副腎・肺・脾臓・
唾液腺・口蓋扁桃・甲状腺・胸腺・精巣・卵巣などがあり、これに
属する器官の大部分は、何かを分泌する「腺」なのです。
それに対し、中腔性臓器は、管または嚢をなすもので、食道・胃・
小腸・大腸・咽頭・気管・気管支・尿管・膀胱・尿道・子宮・膣・
精管・卵管などがそれにあたり、その壁は一般に「粘膜」「筋層」
「漿膜」という3層から構成されています。