知っておきたい 『医学の雑学』

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「肺活量」って、どんなものなの?
安静時に1回の呼吸で肺に出入りする空気の量は「1回換気量」と 呼ばれますが、それに対し空気を吸ったあと更に吸いこめる最大の 吸気量は「予備吸気量」、空気を吐いたあと更に吐き出せる呼気量 は「予備呼気量」と呼ばれています。 そして肺活量とは、1回の呼吸で可能な最大換気量のことであり、 それは予備吸気量と1回換気量と予備呼気量の3つを足したものな のです。 ちなみに成人における予備吸気量は約2~3ℓ、1回換気量は約500 ℓ、予備呼気量は約1ℓであり、最大に吐き出したあとに肺の中に残 る「残気量」と呼ばれる空気の量は約1~1.5ℓとされています。