「統合失調症」って、どんな病気なの?
統合失調症は「陽性症状」として幻覚や妄想・自我障害などといっ
た精神症状に加え、興奮・滅裂・昏迷などの解体症状が現れるほか
「陰性症状」として思考や会話の生産性および意欲・意志機能の減
弱・消失などが生じる精神疾患で、思春期から青年期にかけて初発
することが多く、約1%の人がこの病気に罹かるとされています。
発病のメカニズムとしては、対人関係の歪みや感情の不調和などと
いった前駆症状とともに「脆弱性-ストレスモデル」が考えられて
いますが、「脆弱性」とは、個人の持つ脳機能と心理機能に現れる
発病や再発のしやすさのことで、脆弱性の高い人がストレスにさら
されると発病しやすいとされているのです。