好中球
NUET
- 検体
- 全血
白血球の一つである好中球の全白血球に対する割合を調べる検査。
好中球は、細菌や異物に対する貪食作用を持つため、その増減は「感染症」「炎症」「悪性腫瘍」などの診断指標となる。
基準値
40.0~70.0%
異常値を示す疾患
高値を示す疾患
- 細菌感染症
- 慢性骨髄性白血病
- 真性多血症
- 悪性腫瘍
- 炎症性疾患
- プール熱
- 急性扁桃腺炎
- 扁桃腺炎
- カリニ肺炎
- 間質性肺炎
- 肺結核
- 心筋梗塞
- 脳炎
- ウイルス性脳炎
- 流行性脳炎
- 日本脳炎
- など
低値を示す疾患
- 再生不良性貧血
- ウイルス感染症
- EBウイルス感染症
- 敗血症
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。