知っておきたい 『病院の検査』

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白血球数

WBC
doctor iat
検体
全血

血液の細胞成分の一つである白血球の数を調べる検査。
白血球は、主に免疫を担っているためその増減は「感染症の有無」や「炎症の有無」などの診断指標となる。

基準値

男性 3,900~9,800個/μL
女性 3,500~9,100個/μL

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 急性感染症
  • 出血性膀胱炎
  • 慢性気管支炎
  • 気管支拡張症
  • 気管支喘息
  • 副鼻腔炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 細菌性心内膜炎
  • 心内膜炎
  • 心膜炎
  • 大動脈解離
  • 腎梗塞
  • 精巣上体炎
  • 前立腺炎
  • 急性前立腺炎
  • 膀胱炎
  • 子宮内膜炎
  • 細菌感染症
  • 乳腺炎
  • 乳腺症
  • 乳腺繊維腺症
  • 卵管炎
  • 視神経炎
  • ウイルス性髄膜炎
  • 化膿性髄膜炎
  • 結核性髄膜炎
  • 髄膜炎
  • 梅毒性髄膜炎
  • 細菌性髄膜炎
  • 感染性髄膜炎
  • 真菌性髄膜炎
  • がん性髄膜炎
  • 気管支炎
  • 急性気管支炎
  • 結核性腹膜炎
  • 腸チフス
  • 白血病
  • 虫垂炎
  • 結節性多発性動脈炎
  • EBウイルス感染症
  • MRSA感染症
  • コレラ菌感染症
  • サルモネラ菌感染症
  • A型インフルエンザ
  • B型インフルエンザ
  • 上気道炎
  • 猩紅熱
  • 腸炎ビブリオ感染症
  • 感染性腹膜炎
  • プール熱
  • アレルギー性疾患
  • 急性扁桃腺炎
  • 扁桃腺炎
  • レプトスピラ症
  • アルコール性肝炎
  • 肝膿瘍
  • カンピロバクター感染症
  • 心筋梗塞
  • クローン病(Crohn 病)
  • 大腸憩室
  • ウイルス感染症
  • 胆管炎
  • 腸閉塞(イレウス)
  • がん性腹膜炎
  • 炎症性疾患
  • 腸管出血性大腸菌O157感染症
  • ウェゲナー肉芽腫症(Wegener 肉芽腫症)
  • グッドパスチャー症候群(Goodpasture 症候群)
  • ベーチェット病(Behcet 病)
  • など

低値を示す疾患

  • 敗血症
  • 再生不良性貧血
  • 悪性貧血
  • 全身性エリテマトーデス
  • 無顆粒球症
  • 顆粒球減少症
  • 白血病
  • 風疹
  • ドライアイ
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。