頭部X線
- 検査対象
- 耳、鼻、脳など
放射線の一種であるX線を頭部に透過させ、その透過度合いの違いをフィルムに写しとる検査。
「頭部X線」は、透過しやすい部分が黒く写るため、その中で白く写っている部分を調べることにより何らかの異常を見つけることができる。
耳や鼻、脳などに生じた疾患の診断指標とする。
検査の対象となる主な疾患
- 脳腫瘍
- 顎関節症
- 副鼻腔炎
- 聴神経腫瘍
- 突発性難聴
- 中耳炎
- 骨ページェット病
- 絨毛がん
- 上顎がん
- おたふく風邪
- 耳下腺炎
- アレルギー性鼻炎
- 感音性難聴
- 鼻中隔湾曲症
- 顔面神経麻痺
- 下垂体腺腫
- 花粉症
- 頭痛
- など
備考
概要 | 頭部全体にX線を照射して平面撮影し、耳や鼻の異常や脳の形態的変化などを調べる検査です。 |
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メリット | 検査時間が2~3分と非常に短く、苦痛もなく検査することが出来ます。 |
デメリット | 極めて僅かながらX線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①メガネやピアスなど、検査部位周囲の金属類は外す ②体内に金属が入っている人は医師に申告する ③妊娠している人は医師に申告する |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。