経膣超音波検査
- 検査対象
- 子宮、卵巣など
経膣プローブと呼ばれる超音波送受信機を膣内に挿入し、身体の中で超音波を発信させ跳ね返ってくるエコーを受信機が捉え映像として映し出す検査。
「経膣超音波検査」は、主に「子宮がん」「子宮筋腫」「卵巣がん」「卵管がん」「卵巣嚢腫」など子宮や卵巣の病変の診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 子宮筋腫
- 子宮腺筋症
- 子宮頸がん
- 子宮体がん
- 子宮内膜ポリープ
- 卵巣がん
- 卵巣嚢腫
- チョコレート嚢胞
- 多嚢胞性卵巣症候群
- 不妊症
- 卵管がん
- 胸膜炎
- がん性胸膜炎
- 感染性胸膜炎
- 結核性胸膜炎
- 子宮内膜症
- 卵管炎
- など
備考
概要 | コンドームを被せた超音波送受信機を膣内に挿入し、超音波を用いて子宮や卵巣などの病変を調べることが出来ます。 |
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メリット | 痛みもほとんど無く、身体への被爆などの心配もないため、妊婦でも検査が可能です。 |
デメリット | 腫瘍などの大きさが10cmを超えた場合には観察がしづらくなることがあります。 |
注意事項 | ①生理の場合は正確な検査ができないことがあるため、事前に医師に相談する。 |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。