知っておきたい 『病院の検査』

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フェティシズム障害診断検査

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検査対象
フェティシズム障害

生殖器以外の身体部位や物に対し強烈な性的興奮を覚える、などといった症状や病態を示す精神疾患「フェティシズム障害」を診断するための検査。
本人の主観および家族など周囲の人々による客観的観察により得られる情報をもとに、DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)・ICD(国際疾病統計分類)等の基準に基づき医師が問診、診察を行い診断が下される。

診断基準 DSM-5 「フェティシズム障害(Fetishistic Disorder)」より

  • A.少なくとも6ヶ月間にわたり、生命のない対象物の使用、または生殖器以外の身体部位への著しい特異な関心から得られる反復性の強烈な性的興奮が、空想、衝動、または行動に現れる。
  • B.その空想や性的衝動、または行動が、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
  • C.フェティシズムの対象物は、異性装に用いられる衣料品(異性装障害におけるように)、または性器の触覚刺激目的で特別に作られた器具(例:バイブレーター)に限られるものではない。
  • ▶ 特定せよ
  • 身体の部位
  • 生命のない対象物
  • その他
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。