知っておきたい 『病院の検査』

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インスリン

IRI
doctor iat
検体
血清

膵臓から分泌されるポリペプチドホルモン「インスリン」血液中の濃度を測定する検査。
糖尿病など「糖代謝異常」をきたす疾患の診断指標となる。

基準値

1.7~10.4μU/mL (空腹時)

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • インスリノーマ
  • 末端肥大症
  • インスリン自己免疫症候群
  • インスリン受容体異常症
  • 肝硬変
  • 腎不全
  • クッシング症候群(Cushing 症候群)
  • など

低値を示す疾患

  • Ⅰ型糖尿病
  • 原発性アルドステロン症
  • 膵臓がん
  • 栄養障害
  • 褐色細胞腫
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。