HCV-RNA定性
- 検体
- 血清
主に輸血など、血液を介して感染するRNAウイルスである「C型肝炎ウイルス(HCV)」の感染を調べる検査の一つ。
「HCV-RNA定性」は、HCV抗体が陽性を示しつつも肝機能検査(AST・ALT)で異常が見出されなかったときに行われるもので、陽性の場合はHCVキャリアと判断され、陰性の場合はHCV感染の既往が認められる。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- C型肝炎ウイルス感染症
- など
陰性を示す疾患
- C型肝炎ウイルスの感染既往
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。