肝シンチグラフィー
- 検査対象
- 肝臓
正常な肝細胞に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射した直後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「肝シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、肝硬変、急性肝炎、慢性肝炎、肝細胞癌、肝嚢胞などの診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 肝硬変
- 急性肝炎
- 慢性肝炎
- 肝細胞がん
- 肝臓への癌転移
- 肝嚢胞
- 肝臓がん
- 肝炎
- など
備考
メリット | 肝臓疾患の有無だけでなく、従来のCTなどでは表わせなかった肝機能を正確に調べることができます。 |
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デメリット | 極めて僅かながら放射線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す ③検査当日は絶食 |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。