タリウム腫瘍シンチグラフィー
- 検査対象
- 脳、甲状腺、肺など
腫瘍に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射した直後および2~3時間後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「タリウム腫瘍シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、「脳腫瘍」「甲状腺腫瘍」「肺がん」などの診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 脳腫瘍
- 甲状腺腫瘍
- 肺がん
- 甲状腺がん
- 骨巨細胞腫
- 骨肉腫
- ユーイング肉腫
- 縦隔腫瘍
- など
備考
概要 | この検査に使用する放射性同位元素(RI)は、脳・甲状腺・肺・骨・軟部・縦隔の腫瘍に集積しやすい塩化タリウムです。 |
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メリット | 広範囲にわたって腫瘍の有無を確認することができます。 |
デメリット | 検査時間が長くなってしまいます。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。