カプセル内視鏡検査
- 検査対象
- 小腸、大腸、食道など
「カプセル内視鏡検査」は、超小型カメラを内蔵した長さ26mm×幅11mmのカプセル型内視鏡をビタミン剤のように水と一緒に飲み込み、消化管を通過させながら内部の写真を撮影していく検査。
この検査は主に通常の消化管内視鏡検査では判りづらい小腸の潰瘍や腫瘍などの疾患を調べることに用いられ、大腸や食道にも用いられることがある。
検査の対象となる主な疾患
- クローン病(Crohn 病)
- 消化管出血
- 食道がん
- 大腸がん
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸がん
- 小腸潰瘍
- 小腸がん
- 潰瘍性大腸炎
- 大腸ポリープ
- など
備考
メリット | 検査中も日常生活を送れるため、身体的・精神的ストレスが軽減されます。 |
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デメリット | カプセル型の薬剤よりも一回り大きいため、飲み込みにくく感じることがあります。また、消化管の狭窄や閉塞がみられる方は使用することができません。 |
注意事項 | ①腸疾患や腹部手術の既往のある方は医師に申告する ②激しい運動は控える ③強力な電磁波が発生する場所には近づかない |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。