喀痰検査
- 検体
- 喀痰
下気道などから分泌される喀痰を採取し、顕微鏡で細菌などの有無を調べる検査。
主にインフルエンザや肺炎球菌など、「気管支炎」や「肺炎」を起こす呼吸器感染症の診断指標とされる。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- 急性気管支炎
- 上気道炎
- 肺結核
- 気管支肺アスペルギルス症
- 気管支喘息
- 気管支拡張症
- カリニ肺炎
- 扁桃腺炎
- 急性扁桃腺炎
- 肺炎
- B型インフルエンザ
- A型インフルエンザ
- MRSA感染症
- MAC菌感染症
- 慢性気道感染症
- 肺化膿症
- 慢性気管支炎
- マイコプラズマ-ニューモニエ感染症
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。