ヘリコバクター・ピロリ抗体
- 検体
- 血清
胃の粘液に生息する菌の一種、ヘリコバクター・ピロリに対する抗体「ヘリコバクター・ピロリ抗体」の有無を調べる検査。
ヘリコバクター・ピロリ抗体は、「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」を引き起こす原因菌であるヘリコバクター・ピロリの過去における感染の有無および、その存在の有無を知るための診断指標とされる。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- ヘリコバクター・ピロリ感染症
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 慢性胃炎
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。