尿ビリルビン
- 検体
- 尿
正常では、ほんの僅かしか尿に含まれない胆汁色素の主成分「ビリルビン」の有無や含有量をみる検査。
ビリルビンを含む尿(黄疸尿)は深黄褐色となり、「肝臓疾患」や「胆道系疾患」の診断指標となる。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- 肝細胞性黄疸
- 閉塞性黄疸
- 胆道閉塞
- 胆嚢炎
- 肝内胆管結石
- 総胆管結石
- 急性肝炎
- 肝硬変
- 肝臓がん
- 膵頭部がん
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。