ビタミンB2
リボフラビン
- 検体
- 血清
生理機能の維持に重要な役割を果たす栄養素ビタミンの一つである「ビタミンB2」の値を調べる検査。
ビタミンB2は「リボフラビン」とも呼ばれる水溶性のビタミンで、栄養素の代謝・皮膚粘膜の維持などの作用を持つため、その値の異常は「皮膚炎」「口内炎」「舌炎」などの診断指標となる。
基準値
66.1~111.4ng/mL
異常値を示す疾患
高値を示す疾患
- ビタミンB2剤過剰投与
- など
低値を示す疾患
- ビタミンB2欠乏症
- 先天性代謝異常
- 口内炎
- 口唇炎
- 口角炎
- 舌炎
- 肝臓障害
- 脂漏性皮膚炎
- てんかん
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。