Dダイマー
- 検体
- 血漿
FDP(フィブリン・フィブリノゲン分解産物)のうち、フィブリンの分解産物である「Dダイマー」の値を調べる検査。
Dダイマーは、血管内に血栓が存在することを示す物質であるため「血栓症」や「播種性血管内凝固症候群(DIC)」などの診断指標となる。
基準値
LPIA法 | 1.0μg/mL 以下 |
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ELISA法 | 0.5μg/mL 以下 |
異常値を示す疾患
高値を示す疾患
- 播種性血管内凝固症候群
- 血栓症
- 大動脈瘤
- 大動脈解離
- 肺塞栓症
- 悪性腫瘍
- 肝硬変
- 溶血性尿毒症症候群
- 一過性脳虚血発作
- 解離性大動脈瘤
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。