心電図
ECG
- 検査対象
- 心臓
心臓が発する微弱な電気信号を捉え波形として記録し、心臓の動きや機能を調べる検査。
「心電図(ECG)」は、「心房細動」や「心肥大」「狭心症」などの診断指標となる。
検査の対象となる主な疾患
- 期外収縮
- 心房細動
- 洞性頻脈
- 上室性頻拍
- 心室頻拍
- 洞性徐脈
- 房室ブロック
- 左心室肥大
- 右心室肥大
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 拡張型心筋症
- 肥大型心筋症
- 脚ブロック
- WPW症候群
- 心房粗動
- 心不全
- 閉塞性動脈硬化症
- 頻脈性不整脈
- 徐脈性不整脈
- 心肥大
- 心膜炎
- 不整脈
- 動脈硬化症
- 高血圧症
- 敗血症
- 気管支喘息
- 肺気腫
- 間質性肺炎
- 肺塞栓症
- 慢性気管支炎
- 一過性脳虚血発作
- 心筋炎
- 心臓弁膜症
- 心房中隔欠損症
- 解離性大動脈瘤
- 胸部大動脈瘤
- 大動脈瘤
- 肺高血圧症
- 本態性高血圧症
- ギテルマン症候群(Gitelman 症候群)
- 腎硬化症
- バーター症候群(Bartter 症候群)
- 妊娠中毒症
- 重症妊娠中毒症
- 自律神経失調症
- 全身性硬化症
- など
備考
概要 | 体表に付けた電極によって心臓の筋肉が収縮する時に生じる電位変化を調べる検査で、その電位変化のリズムや強さ(大きさ)の異常を検出することにより、心肥大や虚血性心疾患などの心臓疾患の有無を調べることが出来ます。最も一般的な心電図は、四肢に取り付ける肢誘導4本と胸部に取り付ける胸部誘導6本の計10本の電極を取り付けるもので、電位変化と電位差の計12種類を検出することが可能な12誘導心電図です。 |
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メリット | 検査時間が短くで非常に簡単であり、苦痛なく検査することが出来ます。 |
デメリット | 一般的な心電図は心筋の電位変化のみを検出しており100%正確な診断が出来ないため、正確に疾患を特定するには他の検査と合わせて総合的に判断する必要があります。 |
注意事項 | ①検査直前の運動は控える ②検査中は力を抜いて脱力する |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。