膀胱尿道鏡検査
- 検査対象
- 膀胱、尿道など
外尿道口から膀胱尿道鏡を挿入して尿道・膀胱の内部表面を観察する検査。
「膀胱尿道鏡検査」は、「膀胱がん」や「膀胱結石」「前立腺がん」などの診断指標となる。
検査の対象となる主な疾患
- 膀胱がん
- 膀胱炎
- 膀胱憩室
- 膀胱肉柱形成
- 膀胱結石
- 膀胱頸部硬化症
- 膀胱三角部欠損症
- 尿管口異常
- 後部尿道弁異常
- 前立腺がん
- 前立腺肥大
- 尿道結石
- など
備考
概要 | 鎮静剤を筋肉注射して麻酔薬の入ったゼリーを塗った直径6㎜・長さ30㎝くらいの金属製の筒を尿道口から挿入し、尿道と膀胱を観察する検査で、病変部の組織を採取してその細胞を調べることもできます。 |
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メリット | 細胞を病理検査することにより、癌などの疾患を正確に診断することができ、適切な治療を開始することができます。 |
デメリット | 尿道はまっすぐではないため挿入時に痛みを感じることが多く、検査後もヒリヒリした感覚が残る場合があります。 |
注意事項 | ①検査当日の激しい運動は避ける ②検査当日のアルコールは避ける ③検査前に排尿しておく ④検査後は水分を十分に摂取する |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。