SPECT
単一光子放射断層撮影
- 検査対象
- 脳など
特定の臓器や器官に集まる性質を持つ各々に適した放射性同位元素(RI)を体内に注入したのち、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「SPECT(単一光子放射断層撮影)」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ様々な臓器や部位、特に脳血管障害の診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 脳腫瘍
- 脳梗塞
- 脳内出血
- くも膜下出血
- 脳動静脈奇形
- パーキンソン病
- てんかん
- 各種臓器がん
- 認知症
- 軽度認知障害
- 副甲状腺がん
- もやもや病
- 頭痛
- など
備考
概要 | 2~3つのシンチカメラを使用しており、それを回転させ撮影することでCT検査やMRI検査と同様の断層画像を得ることができます。 |
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メリット | 従来のCTなどでは表わせなかった血流量や代謝機能の情報が得られるため、脳血管障害や心疾患、癌の診断で威力を発揮します。 |
デメリット | γ線を放出する物質を体内に入れるため、極めて僅かながら放射線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。