マンモグラフィー
- 検査対象
- 乳房
放射線の一種であるX線を乳房に透過させ、その状態をフィルムに写しとる検査。
「マンモグラフィー」は、専用の検査装置を用い、乳房を2枚の圧迫板により上下・斜め・左右からはさんで押し広げるようにして撮影するもので、「乳がん」や「乳腺症」など乳房に生じる疾患の診断指標とする。
検査の対象となる主な疾患
- 乳がん
- 乳腺線維腺腫
- 乳腺症
- 乳腺炎
- 乳腺線維症
- など
備考
概要 | この検査では乳房の厚さが4~5cmに達するまで圧迫したのちX線撮影します。そのため乳がんの有無や大きさ、形、石灰化などを正確に確認することができ、男性に用いられることもあります。 |
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メリット | 検査精度が高く、乳がんを早期発見することができます。 |
デメリット | 乳房を圧迫するため多少の痛みを伴います。また、若年の人では乳腺実質が豊富にあるため、上手く検出できない場合があります。 |
注意事項 | ①心臓ペースメーカーを装着している人は医師に申告する ②乳房再建術や乳房豊胸手術をしている方は医師に申告する ③妊娠している方は医師に申告する |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。