鼻腔通気度検査
- 検査対象
- 鼻
片方ずつ鼻に栓をし、吸気・呼気における鼻腔通気抵抗を調べる検査。
「鼻腔通気度検査」は、鼻づまりの状態を調べるもので「各種鼻炎」や「慢性副鼻腔炎」「鼻中隔湾曲症」などの診断指標とする。
検査の対象となる主な疾患
- アレルギー性鼻炎
- 血管運動性鼻炎
- 萎縮性鼻炎
- 神経性鼻閉症
- 副鼻腔炎
- 鼻中隔湾曲症
- など
備考
概要 | 鼻腔通気度は鼻腔の抵抗力で調べることができ、検査装置を用いて鼻腔気流量と鼻腔前方・後方の圧力差を測定し、鼻腔抵抗を算出する検査です。鼻腔後方の圧力を反対側の鼻孔から測定するのをアンテリオール法、口腔から導出するのをポステリオール法といい、それらの方法によって検査装置や検査の仕方が変わります。 |
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- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。