細隙灯顕微鏡検査
- 検査対象
- 眼
細い隙間からの光を角度を変えながら当て、顕微鏡で眼球および眼球内部の状態を調べる検査。
「細隙灯顕微鏡検査」は、「白内障」「虹彩炎」「結膜炎」など様々な眼疾患の診断指標となる。
検査の対象となる主な疾患
- 白内障
- 虹彩炎
- 結膜炎
- 角膜異物
- 角膜炎
- ブドウ膜炎
- 毛様体炎
- 水晶体偏位
- 硝子体混濁
- 円錐角膜
- 角膜ヘルペス
- 魚眼病
- ドライアイ
- 緑内障
- 急性閉塞隅角緑内障
- 老眼
- など
備考
メリット | 眼底の血管は人間の体の中で直接血管を観察できるただ一つの部位のため、この検査で動脈硬化・脳腫瘍・高血圧などの全身の病気が推察でき、生活習慣病の検査としても有効です。 |
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デメリット | 散瞳薬を用いるため、検査後3時間ほど光に対して極端に眩しく感じます。 |
注意事項 | ①検査当日のマスカラやアイラインなどの化粧は禁止 ②検査直後の車の運転は禁止 |
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。