交差適合試験
- 検体
- 血液
輸血に際し、供血者と受血者の血液を混合し抗原抗体反応が起こるか否かを調べる検査。
「供血者の赤血球」と「受血者の血清」を混合する主検査、および「供血者の血清」と「受血者の赤血球」を混合する副検査の両方を行い、両者の血液の適合性の判断指標とする。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- ABO式血液型の不一致
- 不規則抗体の存在
- 寒冷凝集素の存在
- 検体の取り違い
- 患者の取り違い
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。