D-pyr
デオキシピリジノリン
、DPD
- 検体
- 尿
腫瘍マーカー「D-pyr(デオキシピリジノリン)」の尿中の値を調べる腫瘍のスクリーニング検査。
D-pyr(尿中)は、骨代謝の安定化に寄与するアミノ酸の一種ピリジニウム架橋アミノ酸で、主に「多発性骨髄腫」や「悪性腫瘍の骨転移」などの診断指標となる。
基準値
男性 | 2.1~5.4nmol/mmol・CRE |
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女性 | 2.8~7.6nmol/mmol・CRE |
異常値を示す疾患
高値を示す疾患
- 骨ページェット病
- 骨粗鬆症
- 副甲状腺機能亢進症
- 転移性骨腫瘍
- 骨軟化症
- 多発性骨髄腫
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。