知っておきたい 『病院の検査』

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出血時間

BT
doctor iat
検体
血液

人為的に皮膚を切り出血を起こさせ、自然に止血するまでの時間を測定する検査。
耳朶切創による「デューク(Duke)法」と上腕切創による「アイビー(Ivy)法」の2種があり、血小板など「血液凝固因子の機能」をみる指標として用いられる。

基準値

Duke法 1~5
Ivy法 2~10

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 再生不良性貧血
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 播種性血管内凝固症候群
  • 急性白血病
  • 血小板無力症
  • 悪性腫瘍の骨転移
  • 骨髄腫瘍
  • 尿毒症
  • フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand 病)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。