IgG-HA抗体
- 検体
- 血清
主に飲食物により経口感染するRNAウイルスである「A型肝炎ウイルス(HAV)」に関する検査の一つ。
A型肝炎ウイルス(HAV)の抗体の一つである「IgG-HA抗体」を調べることでA型肝炎の罹患や過去における既往の有無を知ることができる。
「IgG-HA抗体」は、発症後2~4週間程度で出現し生涯にわたり血液中に存在し続ける。
基準値
陰性(-)
異常値を示す疾患
陽性を示す疾患
- A型肝炎ウイルス感染症
- など
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。