舌がんは、主に舌の側縁部に生じる悪性の腫瘍で、発赤や痛みなど 炎症症状を伴わない小潰瘍として発症し、増大すると違和感を感じ るとともに腫瘤となって出血したり、更に進行すると舌の運動障害 や痛みもみられるようになります。 好発年齢は50~60代で男性に多く、その比率は男性が女性の約 2倍で、口腔に生じるがんの中でも発生頻度が高く、その約半分を 占めています。 原因は今のところ明らかではありませんが、舌の炎症や合わない義 歯または歯並びの悪さなどによる舌への慢性的な刺激の他、喫煙や アルコール、刺激物なども深く関連するといわれています。
『舌がん』
- 代表的な『症状』
- 舌縁部の腫瘤・潰瘍・硬結(しこり)・白斑・舌の運動障害・疼痛・頸部リンパ節の腫脹 など
- 発症する『原因』
- 舌の炎症・歯並びが悪い・喫煙・アルコール・刺激物 など
- 行われる『検査』
- 視診・触診・CT検査・MRI検査・生検組織検査 など
- 行われる『治療』
- 外科手術・放射線療法・化学療法・免疫療法・鍼灸治療 など