知っておきたい 『病気と症状』

膀胱炎は、大腸菌などの細菌が膀胱内に侵入・繁殖し粘膜や粘膜下 組織が炎症を起こす疾患で、膀胱がんや前立腺がんなどの基礎疾患 がある場合には慢性化することもあります。 症状は頻尿・排尿痛・残尿感・尿混濁・血尿などで、２０～４０代 の女性に圧倒的に多くみられますが、その理由は男性に比べ女性の 尿道が極端に短く、尿道から膀胱へと上行性に細菌などが侵入・感 染しやすいことが原因です。 治療は主に抗菌薬が用いられますが、身体を冷やさないよう保温を 心掛けるとともに、十分な水分の摂取を行って排尿回数を増やし、 膀胱内の細菌を洗い流すことが最も大切です。