脊髄腫瘍は、脊髄に発生する腫瘍の総称で、良性・悪性の他、脊髄 そのものから発生する髄内腫瘍と脊髄外に発生する髄外腫瘍の2種 に分けられ、そのうち髄外腫瘍が約8割を占めています。 好発年齢は40~50代で最も多く、男女比は約3:2とやや男性 に多い疾患です。 症状は良性・悪性にかかわらず、脊柱管という狭い空間の中で腫瘍 が生じるため、脊髄が圧迫されることによって起こるものが中心で その発生する高さや部位によって疼痛・歩行障害などの運動麻痺・ 知覚障害などがみられます。しかし、脊髄腫瘍の多くは良性で全摘 すれば完治も十分期待できるのです。
『脊髄腫瘍』
- 代表的な『症状』
- 背部痛・麻痺・運動障害・知覚障害 など
- 発症する『原因』
- 他の臓器からの転移以外の原因は明らかではない
- 行われる『検査』
- 脊椎X線単純撮影・CT検査・MRI検査・ガドリニウム造影 など
- 行われる『治療』
- 外科手術・放射線療法・鍼灸治療 など