胃炎は、胃の粘膜が何らかの原因によって障害される疾患で、心窩 部を主とする上腹部の痛み・吐き気・嘔吐などが急に起こる「急性 胃炎」と、食欲不振・空腹時の腹痛・胸やけ・吐き気・胃部不快感 などが長期にわたり繰り返し起こる「慢性胃炎」に分けられます。 原因には、暴飲暴食やコーヒー・アルコール・香辛料などといった 刺激性の食品の過剰摂取の他、精神的なストレスによるもの、薬物 および細菌・ウイルスなどによるものが挙げられます。 治療は、胃酸の分泌を抑える制酸剤や胃粘膜の保護剤などといった 薬物を用いる治療の他、疲れた心身を休ませ、消化が良く胃に負担 のかからない食事を心掛けることなども大切です。
『胃炎』
- 代表的な『症状』
- 上腹部痛・心窩部痛・悪心・嘔吐・食欲不振・吐血・便の色が黒い など
- 発症する『原因』
- 暴飲暴食・刺激物の過剰摂取・ストレス など
- 行われる『検査』
- 内視鏡検査・生検組織検査・ウレアーゼ試験(CLO試験)・血清学的検査・培養検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・食事療法・鍼灸治療 など