統合失調症は、妄想や幻覚、支離滅裂な会話、意味不明な行動など といった「陽性症状」、および感情の平板化、社会性や意欲の欠如 などといった「陰性症状」が現れるもので、主に思春期から青年期 に発症することが多い精神疾患です。 かつてこの疾患は精神分裂病と呼ばれていましたが、2002年か らは現在の名前に呼称が改められました。 原因は今のところハッキリとは解っていませんが、両親または片親 が統合失調症で常染色体遺伝があるとともに、精神がもろく傷つき やすい人がストレスにさらされることで発症する「ストレス脆弱性 モデル」という説が考えられています。
『統合失調症』
- 代表的な『症状』
- 興味や関心の喪失・集中力の低下・被害妄想・幻覚・幻聴・対人関係の不調和・自我障害・言語機能や意欲の低下または消失 など
- 発症する『原因』
- 遺伝的要因・ストレス・養育環境 など
- 行われる『検査』
- 問診・DSM‐5診断・ICD-10診断・血液一般検査・血液生化学検査・CT検査・MRI検査・SPECT・遺伝子検査・尿検査・光トポグラフィー検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・心理療法・ホルモン療法・食事療法・鍼灸治療 など