淋病は、淋菌によって起こる感染症で、男性では尿道炎、女性では 膣炎や子宮頸管炎を起こします。感染の仕方は性的接触による性交 感染で、1~14日間の潜伏期間をおいたのち症状が現れます。 男性の症状は、尿道の不快感や排尿痛・頻尿のほか、症状が進むと 黄色い膿が尿道から排出されるようになります。 それに対し女性の症状はとても軽く、膣からの分泌物の粘り気が強 くなったり分泌物が少し黄色く色づく程度で、すぐに気付かない人 も多く、他の人に感染させてしまうこともよくあるのです。 予後はあまり悪くありませんが、性行為の多様化により最近は淋病 の罹患率が増加傾向にあると言われています。
『淋病』
- 代表的な『症状』
- "男性:尿道の痒み・不快感・排尿痛・膿性尿道分泌物の排出・頻尿・尿意切迫感・尿道口の腫脹 など
- 発症する『原因』
- 淋菌
- 行われる『検査』
- 分泌物の細菌培養検査・血清学的検査・遺伝子検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・鍼灸治療 など