更年期障害は、男性にも緩やかに起こりますが、一般的には女性の 閉経期前後における様々な身体的・精神的症状をあらわす不定愁訴 症候群のことを指します。 原因は、ホルモンを分泌する卵巣の急激な機能低下によるエストロ ゲンの減少によるもので、それに環境的・社会的な要因が加わり、 心理的にも影響を受けて自律神経のバランスが崩れるのです。 症状は、ほてり・のぼせ・発汗・冷え・肩こり・めまい・頭重感・ 頭痛・不眠・しびれ感・疲労感・食欲不振などといった定まらない 多くの訴えとともに、生理不順や性交時痛・出血・おりものなども みられますが、いずれも自覚症状で他覚的な所見はみられません。
『更年期障害』
- 代表的な『症状』
- ほてり・のぼせ・発汗・冷え性・頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・不眠・痺れ・知覚鈍麻・肩こり・腰痛・頻尿・疲労感・食欲不振・イライラしやすい など
- 発症する『原因』
- エストロゲン分泌低下・不規則な食事・ダイエット・ストレス・加齢 など
- 行われる『検査』
- 問診・内分泌検査・心理検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・ホルモン療法・心理療法・鍼灸治療 など