心房細動は、心筋のうち心房の筋肉が細かく無秩序に収縮するため 心室の収縮が不規則となって不整脈を生じるもので、それには細動 が一過性に出現する「発作性心房細動」と、細動が1週間以上持続 する「持続性心房細動」があり、心不全の原因ともなるのです。 原因は、過度の飲酒や睡眠不足などといった生活習慣の乱れのほか 心筋症・虚血性心疾患・甲状腺機能亢進症などが挙げられ、高齢に なるほどその発症率は高くなります。 症状は、動悸・胸苦しさ・呼吸困難・疲れやすさ・めまいなどで、 心房細動が続くと心房内に血栓が形成されやすくなるため、脳梗塞 や腎梗塞などといった合併症を引き起こすこともあるのです。
『心房細動』
- 代表的な『症状』
- 胸部不快感・動悸・不整脈・息苦しい・呼吸困難 など
- 発症する『原因』
- 加齢・アルコール・心房の拡大・心筋症・甲状腺機能亢進症 など
- 行われる『検査』
- 心電図・超音波検査・電気生理検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・電気ショック(除細動)・鍼灸治療 など