喉頭炎は、上気道感染症(かぜ症候群)の病態の一つであり、また それは、発熱・鼻水・頭痛などに続き咳と声枯れが急に起こる「急 性喉頭炎」と、急性喉頭炎が治りきらず咳と声枯れが長期間にわた り続く「慢性喉頭炎」の2つに分けられます。 原因は、ウイルスや細菌などの感染によるものの他、喫煙・塵埃・ 声の使い過ぎなど、個々個人の内的・外的要因が挙げられます。 治療は、うがいや投薬が中心で、飲酒や喫煙などによる喉頭部への 刺激を避けることや十分な休養をとること、また水分や栄養を補給 するとともに、室内の保湿・保温に気を配ることなども大切で、声 を出すのは極力控えましょう。
『喉頭炎』
- 代表的な『症状』
- 声のかすれ・声が出にくい・咳・のどの異物感・掻痒感・乾燥感 など
- 発症する『原因』
- ウイルス・細菌・喫煙・塵埃・のどの酷使・副鼻腔炎 など
- 行われる『検査』
- 間接喉頭鏡検査・喉頭ファイバースコープ検査・血液一般検査・血液生化学検査・血清学的検査・尿検査・細菌培養検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・ネブライザー吸入・禁煙・鍼灸治療 など