卵巣がんは、卵巣に発生する悪性腫瘍で、原発性のもの以外に子宮 体がんなどから転移し発生する転移性のものもあります。 好発年齢は40歳以降で、経産婦より未産婦に多いと言われていま すが、その原因は明らかとなっていません。 症状としては、病巣が小さい初期では無症状ですが、がんが急速に 発達することも多く下腹部が短期間に膨隆する他、腹部の痛みなど によって気付くことも少なくありません。がんが進行すると卵巣が 破れ腹腔内にがん細胞が飛び散るため、がん性腹膜炎を起こし腹部 や腰部の痛みが激しくなります。子宮体がんが比較的予後が良いの に対し、卵巣がんの予後はあまり良くありません。
『卵巣がん』
- 代表的な『症状』
- 下腹部のしこり・下腹部痛・腹部膨満感・食欲不振・頻尿 など
- 発症する『原因』
- 排卵(月経)の増加・遺伝的要因・食の欧米化・生活習慣病 など
- 行われる『検査』
- 超音波検査・CT検査・MRI検査・腫瘍マーカー など
- 行われる『治療』
- 外科手術・化学療法・放射線療法・鍼灸治療 など