知っておきたい 『漢方生薬』

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漢方生薬

炙甘草

よみかた
しゃかんぞう
生薬種別
補気薬
薬味薬性

異称別名および炮製品名

炙草蜜甘蜜草など

基原炮製(この生薬の原材料と加工法)

蜂蜜とともに炒ったマメ科カンゾウ属のウラルカンゾウおよび同属植物の根・走出茎

適応疾患および対象症状

疲労感、倦怠感、手足の脱力感、食欲不振、泥状便、不整脈、動悸、発汗、せき、痰、呼吸促迫、呼吸困難、腹痛、手足の引きつりなど

薬理作用

疲労回復、鎮咳作用、元気回復、食欲増進、便通改善、鎮痛作用、筋力向上、呼吸改善、去痰作用、整脈作用、動悸改善、止痙作用、止汗作用など

東洋医学的弁証(この生薬が対象とする、東洋医学の診断に基づく疾患および症状)

脾胃虚弱、食少便溏、元気虚衰、肺気不宣、咳嗽喘急、腹痛攣急

治法・治療原則(この生薬が持つ、東洋医学的治療法と治療原則)

補中益気、潤肺祛痰、潤肺止咳、祛痰止咳、緩急止痛、補気心脾、緩和薬性

帰属経絡(この生薬が主に治療効果を発揮する、経絡および臓腑)

心、肺、脾、胃

この生薬を用いる「漢方方剤」

方剤名 出典(処方来源)
阿膠鶏子黄湯あきょうけいしおうとう《通俗傷寒論》つうぞくしょうかんろん
阿膠散あきょうさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
安神丸あんしんがん《内外傷弁惑論》ないがいしょうべんわくろん
異功散いこうさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
葳蕤湯いずいとう《備急千金要方》びきゅうせんきんようほう
一甲復脈湯いちこうふくみゃくとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
茵蔯四逆湯いんちんしぎゃくとう《傷寒微旨論》しょうかんびしろん
右帰飲うきいん《景岳全書》けいがくぜんしょ
温胆湯うんたんとう《三因極一病原論粋》さんいんきょくいつびょうげんろんすい
益黄散えきおうさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
黄耆建中湯おうぎけんちゅうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
黄耆湯おうぎとう《外台秘要》げだいひよう
黄芩加半夏生姜湯おうごんかはんげしょうきょうとう《傷寒論》しょうかんろん
黄芩湯おうごんとう《傷寒論》しょうかんろん
黄連温胆湯おうれんうんたんとう《六因条弁》ろくいんじょうべん
黄連湯おうれんとう《傷寒論》しょうかんろん
黄連六君子湯おうれんりっくんしとう《医統正脈》いとうせいみゃく
回陽救急湯かいようきゅうきゅうとう《傷寒六書》しょうかんりくしょ
華蓋散かがいさん《和剤局方》わざいきょくほう
加減葳蕤湯かげんいずいとう《重訂通俗傷寒論》じゅうていつうぞくしょうかんろん
加減復脈湯かげんふくみゃくとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
藿香正気散かっこうしょうきさん《和剤局方》わざいきょくほう
葛根黄芩黄連湯かっこんおうごんおうれんとう《傷寒論》しょうかんろん
葛根加朮附湯かっこんかじゅつぶとう《吉益東洞方》よしますとうどうほう
葛根加半夏湯かっこんかはんげとう《傷寒論》しょうかんろん
葛根芩連湯かっこんごんれんとう《傷寒論》しょうかんろん
葛根湯かっこんとう《傷寒論》しょうかんろん
葛根湯加桔梗石膏かっこんとうかききょうせっこう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
葛根湯加川芎辛夷かっこんとうかせんきゅうしんい《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
化斑湯かはんとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
加味烏薬湯かみうやくとう《済陰綱目》さいいんこうもく
加味烏薬湯かみうやくとう《医宗金鑑》いそうきんかん
加味帰脾湯かみきひとう《校注婦人良方》こうちゅうふじんりょうほう
加味帰脾湯かみきひとう《正体類要》せいたいるいよう
加味帰脾湯かみきひとう《保嬰撮要》ほえいさつよう
加味香蘇散かみこうそさん《医学心悟》いがくしんご
加味逍遙散かみしょうようさん《内科摘要》ないかてきよう
甘草乾姜湯かんぞうかんきょうとう《傷寒論》しょうかんろん
甘草瀉心湯かんぞうしゃしんとう《傷寒論》しょうかんろん
甘草附子湯かんぞうぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
甘草附子湯かんぞうぶしとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
帰耆建中湯きぎけんちゅうとう《華岡青洲方》はなおかせいしゅうほう
枳実消痞丸きじつしょうひがん《蘭室秘蔵》らんしつひぞう
枳実理中湯きじつりちゅうとう《医方一盤珠》いほういちばんじゅ
帰芍六君子湯きしゃくりっくんしとう《和剤局方》わざいきょくほう
帰脾湯きひとう《済生方》さいせいほう
救逆湯きゅうぎゃくとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
羗活勝湿湯きょうかつしょうしつとう《内外傷弁惑論》ないがいしょうべんわくろん
姜桂湯きょうけいとう《傷寒論》しょうかんろん
強中湯きょうちゅうとう《医方類聚》いほうるいじゅう
挙元煎きょげんせん《景岳全書》けいがくぜんしょ
金水六君煎きんすいりっくんせん《景岳全書》けいがくぜんしょ
桂枝加黄耆湯けいしかおうぎとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
桂枝加葛根湯けいしかかっこんとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加桂湯けいしかけいとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加桂湯けいしかけいとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
桂枝加厚朴杏子湯けいしかこうぼくきょうしとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加厚朴杏仁湯けいしかこうぼくきょうにんとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯けいしかしゃくやくしょうきょうかくいちりょうにんじんさんりょうしんかとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加芍薬大黄湯けいしかしゃくやくだいおうとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加大黄湯けいしかだいおうとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝加附子湯けいしかぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝甘草湯けいしかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝甘草竜骨牡蛎湯けいしかんぞうりゅうこつぼれいとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝去芍薬加附子湯けいしきょしゃくやくかぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝去芍薬湯けいしきょしゃくやくとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝新加湯けいししんかとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝湯けいしとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝湯けいしとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
桂枝二越婢一湯けいしにえっぴいっとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝二麻黄一湯けいしにまおういっとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝人参湯けいしにんじんとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝附子去桂加白朮湯けいしぶしきょけいかびゃくじゅつとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝附子湯けいしぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
桂枝麻黄各半湯けいしまおうかくはんとう《傷寒論》しょうかんろん
啓脾丸けいひがん《万病回春》まんびょうかいしゅん
啓脾湯けいひとう《万病回春》まんびょうかいしゅん
桂附理中湯けいぶりちゅうとう《産科発蒙》さんかはつもう
桂麻各半湯けいまかくはんとう《傷寒論》しょうかんろん
桂苓五味甘草湯けいりょうごみかんぞうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
玄胡索湯げんごさくとう《済生方》さいせいほう
蠲痺湯けんぴとう《楊氏家蔵方》ようしけぞうほう
香砂六君子湯こうしゃしりっくんしとう《明医雜著》みんいざっちょ
香蘇散こうそさん《和剤局方》わざいきょくほう
香蘇葱豉湯こうそそうしとう《通俗傷寒論》つうぞくしょうかんろん
鈎藤飲こうとういん《医宗金鑑》いそうきんかん
厚朴温中湯こうぼくおんちゅうとう《内外傷弁惑論》ないがいしょうべんわくろん
黒逍遙散こくしょうようさん《女科指要》じょかしよう
五虎湯ごことう《万病回春》まんびょうかいしゅん
五虎二陳湯ごこにちんとう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
五積散ごしゃくさん《和剤局方》わざいきょくほう
五味異功散ごみいこうさん《保嬰撮要》ほえいさつよう
五物香薷飲ごもつこうじゅいん《和剤局方》わざいきょくほう
柴陥湯さいかんとう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
柴胡加芒硝湯さいこかぼうしょうとう《傷寒論》しょうかんろん
柴胡姜桂湯さいこきょうけいとう《傷寒論》しょうかんろん
柴胡桂姜湯さいこけいきょうとう《傷寒論》しょうかんろん
柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう《傷寒論》しょうかんろん
柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
柴胡桂枝湯さいこけいしとう《傷寒論》しょうかんろん
柴胡桂枝湯さいこけいしとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
柴胡疏肝散さいこそかんさん《景岳全書》けいがくぜんしょ
柴胡達原飲さいこたつげんいん《通俗傷寒論》つうぞくしょうかんろん
柴胡白虎湯さいこびゃっことう《重訂通俗傷寒論》じゅうていつうぞくしょうかんろん
柴芍六君子湯さいしゃくりっくんしとう《和剤局方》わざいきょくほう
済生橘皮竹筎湯さいせいきっぴちくじょとう《済生方》さいせいほう
再造散さいぞうさん《傷寒六書》しょうかんりくしょ
柴朴湯さいぼくとう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
柴苓湯さいれいとう《世医得効方》せいとくこうほう
犀羚白虎湯さいれいびゃっことう《広温熱論》こうおんねつろん
左帰飲さきいん《景岳全書》けいがくぜんしょ
楂麹六君子湯さきくりっくんしとう《古今名方》ここんめいほう
三甲復脈湯さんこうふくみゃくとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
滋陰降火湯じいんこうかとう《万病回春》まんびょうかいしゅん
四逆加人参湯しぎゃくかにんじんとう《傷寒論》しょうかんろん
四逆散しぎゃくさん《傷寒論》しょうかんろん
四逆湯しぎゃくとう《傷寒論》しょうかんろん
四君子湯しくんしとう《和剤局方》わざいきょくほう
梔子甘草豉湯ししかんぞうしとう《傷寒論》しょうかんろん
梔子柏皮湯ししはくひとう《傷寒論》しょうかんろん
資生丸しせいがん《先醒斉医学広筆記》せんせいさいいがくこうひっき
紫雪しせつ《外台秘要》げだいひよう
紫雪丹しせつたん《外台秘要》げだいひよう
失笑丸しっしょうがん《蘭室秘蔵》らんしつひぞう
実脾飲じっぴいん《済生方》さいせいほう
実脾散じっぴさん《済生方》さいせいほう
七宝散しっぽうさん《楊氏家蔵方》ようしけぞうほう
四妙湯しみょうとう《瘍医大全》よういたいぜん
炙甘草湯しゃかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
炙甘草湯しゃかんぞうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
芍薬甘草湯しゃくやくかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
芍薬甘草附子湯しゃくやくかんぞうぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
芍薬湯しゃくやくとう《素問病機気宜保命集》そもんびょうきぎほめいしゅう
瀉肺散しゃはいさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
瀉白散しゃはくさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
砂半理中湯しゃはんりちゅうとう《宋孝志方》そうこうしほう
十全大補湯じゅうぜんだいほとう《和剤局方》わざいきょくほう
十味温胆湯じゅうみうんたんとう《世医得効方》せいとくこうほう
十味温胆湯じゅうみうんたんとう《証治準縄》しょうちじゅんじょう
朱砂安神丸しゅしゃあんしんがん《内外傷弁惑論》ないがいしょうべんわくろん
純陽真人養臓湯じゅんようしんじんようぞうとう《和剤局方》わざいきょくほう
生姜瀉心湯しょうきょうしゃしんとう《傷寒論》しょうかんろん
小薊飲子しょうけいいんし《済生方》さいせいほう
小建中湯しょうけんちゅうとう《傷寒論》しょうかんろん
小建中湯しょうけんちゅうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
小柴胡湯しょうさいことう《傷寒論》しょうかんろん
小柴胡湯しょうさいことう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
小柴胡湯加桔梗石膏しょうさいことうききょうせっこう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
小青竜加石膏湯しょうせいりゅうかせっこうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
小青竜湯しょうせいりゅうとう《傷寒論》しょうかんろん
小青竜湯しょうせいりゅうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
升麻葛根湯しょうまかっこんとう《閻氏小児方論》えんししょうにほうろん
逍遙散しょうようさん《和剤局方》わざいきょくほう
参蛤散じんごうさん《衛生宝鑑》えいせいほうかん
神効托裏散しんこうたくりさん《和剤局方》わざいきょくほう
慎柔養真湯しんじゅうようしんとう《慎柔五書》しんじゅうごしょ
真人養臓湯しんじんようぞうとう《和剤局方》わざいきょくほう
参苓白朮散じんりょうびゃくじゅつさん《和剤局方》わざいきょくほう
生化湯せいかとう《傅青主女科》ふせいしゅじょか
清骨散せいこつさん《証治準縄》しょうちじゅんじょう
清暑益気湯せいしょえっきとう《温熱経緯》おんねつけいい
清暑益気湯せいしょえっきとう《脾胃論》ひいろん
清暑益気湯せいしょえっきとう《医学六要》いがくろくよう
清心蓮子飲せいしんれんしいん《和剤局方》わざいきょくほう
清脾飲せいひいん《済生方》さいせいほう
截瘧七宝飲せつぎゃくしっぽういん《楊氏家蔵方》ようしけぞうほう
石斛夜光丸せっこくやこうがん《原機啓微》げんきけいび
旋覆花代赭石湯せんぷくかたいしゃせきとう《傷寒論》しょうかんろん
旋覆代赭湯せんぷくたいしゃとう《傷寒論》しょうかんろん
旋覆代赭湯せんぷくたいしゃとう《傷寒論》しょうかんろん
葱豉白虎湯そうしびゃっことう《重訂通俗傷寒論》じゅうていつうぞくしょうかんろん
蘇子降気湯そしこうきとう《和剤局方》わざいきょくほう
大活絡丹だいかつらくたん《蘭台軌範》らんだいきはん
大羗活湯だいきょうかつとう《此事難治》しじなんち
胎元飲たいげんいん《景岳全書》けいがくぜんしょ
泰山盤石散たいざんばんじゃくさん《景岳全書》けいがくぜんしょ
大青竜湯だいせいりゅうとう《傷寒論》しょうかんろん
大青竜湯だいせいりゅうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
大定風珠だいていふうしゅ《温病条弁》おんびょうじょうべん
大防風湯だいぼうふうとう《和剤局方》わざいきょくほう
丹梔逍遙散たんししょうようさん《内科摘要》ないかてきよう
竹葉石膏湯ちくようせっこうとう《傷寒論》しょうかんろん
治中湯ちちゅうとう《和剤局方》わざいきょくほう
調胃丸ちょういがん《玉機微義》ぎょくきびぎ
調胃承気湯ちょういじょうきとう《傷寒論》しょうかんろん
釣藤散ちょうとうさん《普済本事方》ふさいほんじほう
丁萸理中湯ちょうゆりちゅうとう《本朝経験方》ほんちょうけいけんほう
通脈四逆加猪胆汁湯つうみゃくしぎゃくかちょたんじゅうとう《傷寒論》しょうかんろん
通脈四逆湯つうみゃくしぎゃくとう《傷寒論》しょうかんろん
桃核承気湯とうかくじょうきとう《傷寒論》しょうかんろん
当帰飲子とうきいんし《済生方》さいせいほう
当帰四逆加呉茱萸生姜湯とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう《傷寒論》しょうかんろん
当帰四逆湯とうきしぎゃくとう《傷寒論》しょうかんろん
当帰湯とうきとう《備急千金要方》びきゅうせんきんようほう
当帰拈痛湯とうきねんつうとう《医学啓源》いがくけいげん
導痰湯どうたんとう《済生方》さいせいほう
二宜丸にぎがん《類編朱氏集験医方》るいへんしゅししゅうけんいほう
二甲復脈湯にこうふくみゃくとう《温病条弁》おんびょうじょうべん
二陳湯にちんとう《和剤局方》わざいきょくほう
人参蛤蚧散にんじんごうかいさん《衛生宝鑑》えいせいほうかん
人参湯にんじんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
人参湯にんじんとう《傷寒論》しょうかんろん
人参養栄湯にんじんようえいとう《和剤局方》わざいきょくほう
拈痛湯ねんつうとう《蘭室秘蔵》らんしつひぞう
破棺丹はかんたん《丹渓心法》たんけいしんぽう
八正散はっしょうさん《和剤局方》わざいきょくほう
八柱散はっちゅうさん《寿世保元》じゅせいほげん
八珍湯はっちんとう《正体類要》せいたいるいよう
八珍益母丸はっちんやくもがん《景岳全書》けいがくぜんしょ
半夏瀉心湯はんげしゃしんとう《傷寒論》しょうかんろん
半夏瀉心湯はんげしゃしんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
白朮散びゃくじゅつさん《普済本事方》ふさいほんじほう
白朮附子湯びゃくじゅつぶしとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
白虎加桂枝湯びゃっこかけいしとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
白虎加蒼朮湯びゃっこかそうじゅつとう《類証活人書》るいしょうかつじんしょ
白虎加人参湯びゃっこかにんじんとう《傷寒論》しょうかんろん
白虎加人参湯びゃっこかにんじんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
白虎承気湯びゃっこじょうきとう《通俗傷寒論》つうぞくしょうかんろん
白虎湯びゃっことう《傷寒論》しょうかんろん
白虎湯びゃっことう《医宗金鑑》いそうきんかん
復脈湯ふくみゃくとう《傷寒論》しょうかんろん
茯苓甘草湯ぶくりょうかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
茯苓桂枝甘草大棗湯ぶくりょうけいしかんぞうたいそうとう《傷寒論》しょうかんろん
茯苓桂枝五味甘草湯ぶくりょうけいしごみかんぞうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
茯苓桂枝五味子甘草湯ぶくりょうけいしごみしかんぞうとう《医学綱目》いがくこうもく
茯苓桂枝白朮甘草湯ぶくりょうけいしびゃくじゅつかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
茯苓五味子湯ぶくりょうけいしんかんぞうごみしとう《三因極一病原論粋》さんいんきょくいつびょうげんろんすい
茯苓四逆湯ぶくりょうしぎゃくとう《傷寒論》しょうかんろん
附子人参湯ぶしにんじんとう《閻氏小児方論》えんししょうにほうろん
附子補中湯ぶしほちゅうとう《易簡方》いかんほう
附子理中丸ぶしりちゅうがん《閻氏小児方論》えんししょうにほうろん
封髄丹ほうずいたん《医理真伝》いりしんでん
保元湯ほげんとう《景岳全書》けいがくぜんしょ
保胎資生丸ほたいしせいがん《先醒斉医学広筆記》せんせいさいいがくこうひっき
補中益気湯ほちゅうえっきとう《脾胃論》ひいろん
補中益気湯ほちゅうえっきとう《内外傷弁惑論》ないがいしょうべんわくろん
補中湯ほちゅうとう《易簡方》いかんほう
補肺阿膠湯ほはいあきょうとう《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
補肺散ほはいさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
補脾散ほひさん《小児薬証直訣》しょうにやくしょうちょくけつ
麻黄加朮湯まおうかじゅつとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
麻黄杏仁甘草石膏湯まおうきょうにんかんぞうせっこうとう《傷寒論》しょうかんろん
麻黄杏仁薏苡甘草湯まおうきょうにんよくいかんぞうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
麻黄湯まおうとう《傷寒論》しょうかんろん
麻黄附子甘草湯まおうぶしかんぞうとう《傷寒論》しょうかんろん
麻黄附子湯まおうぶしとう《傷寒論》しょうかんろん
麻黄連翹赤小豆湯まおうれんぎょうせきしょうずとう《傷寒論》しょうかんろん
麻黄連軺赤小豆湯まおうれんしょうせきしょうずとう《傷寒論》しょうかんろん
麻杏苡甘湯まきょういかんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
麻杏甘石湯まきょうかんせきとう《傷寒論》しょうかんろん
麻杏石甘湯まきょうせきかんとう《傷寒論》しょうかんろん
麻杏薏甘湯まきょうよくかんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
養臓湯ようぞうとう《和剤局方》わざいきょくほう
薏苡仁湯よくいにんとう《明医指掌》みんいししょう
理陰煎りいんせん《景岳全書》けいがくぜんしょ
理飲湯りいんとう《医学衷中参西録》いがくちゅうちゅうさんせいろく
理中丸りちゅうがん《傷寒論》しょうかんろん
理中化痰丸りちゅうけたんがん《明医雜著》みんいざっちょ
理中湯りちゅうとう《傷寒論》しょうかんろん
六君子湯りっくんしとう《医学正伝》いがくしょうでん
六君子湯りっくんしとう《万病回春》まんびょうかいしゅん
立効散りっこうさん《蘭室秘蔵》らんしつひぞう
涼膈散りょうかくさん《和剤局方》わざいきょくほう
苓桂甘棗湯りょうけいかんそうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
苓桂甘棗湯りょうけいかんそうとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう《金匱要略方論》きんきようりゃくほうろん
苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう《傷寒論》しょうかんろん
苓桂味甘湯りょうけいみかんとう《普済方》ふさいほう
理苓湯りれいとう《張氏医通》ちょうしいつう
連理湯れんりとう《症因脈治》しょういんみゃくち

この生薬を用いる「漢方方剤」(異称別名表記)

方剤名 出典(処方来源)
苓桂五味甘草湯りょうけいうごみかんぞとう《類聚方》るいじゅほう
  • 『生薬種別』については、複数の漢方生薬種別に属する生薬もあるが、当該生薬の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方生薬種別に基づき、単一の生薬種別に属させている。
  • 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
  • 『適用疾患および対象症状』については、当該生薬が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
  • 『この生薬の持つ「薬理作用」』については、当該生薬の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。